先日のニサッタ、ニサッタが面白かったので
同じ作家の作品を借りてきました。
かつて刑務所に入っていた女性二人の物語です。
刑務所で知り合い、出所後も親しくつきあうのですが
片方は人を殺めた罪、もう一人は昏睡強盗。
刑期を終えて罪をつぐなっても
何かの拍子で常に自分の罪につきまとわれ、どう生きていくかを
考えるにつれて二人の関係も少しずつ変わっていきます。
その大きなきっかけは東日本大震災でした。
正直、物語の前半の運びからいくと
主人公が震災に巻き込まれるのが少し唐突すぎる感がありました。
あとがきを読んでその理由がわかったのですが
主人公二人のうち一人の出身地を仙台と設定していたため
取材に訪れた著者が実際に震災に巻き込まれ
なんとか東京に戻った体験がそのまま作中に活かされていました。
後から知ると、よくこれだけうまくストーリーがまとまったなと思わされました。