2016年9月21日水曜日

壱岐旅行(3日目お別れ編)

帰りの船は17時10分出発予定。
しかしレンタカーを借りる時に、おじさんから
1時間前には絶対帰ってきてね!と念を押されていました。
あまりの迫力だったので15時半に戻ってきてしまいましたよ。。


借りる時は若いバイトちゃんもいたのですが今日はおじさん一人。
最初の事務手続きの時から嫌な予感があったのですが
このおじさん、大変な機械音痴のようです。

精算が完了するのに一息時間がかかりました。
途中操作がわからずバイトちゃんに電話している模様。
このための「早めに帰れ」依頼だったのね・・・


私が目の前にいると更にあせるだろうと思い
しばし席を外して3日間世話になったレンタカーに別れを告げます。
乗りやすい良い車でしたが、坂道は苦手のようでエンジン止まるかと思うことも。

ようやく精算を済ませて港に送ってもらいますが
さすがに17時10分の乗船までは時間が余りすぎなので
時間つぶしに港まわりを散策。



港にはいたるところにこの幟

博物館のボランティアの方から聞きましたが
10月2日に壱岐で100kmマラソンやるらしいですよ。
アップダウンの激しい島なので走るのも大変だと思いますが
それにしても100kmとは・・・


初日のホテルがこの港の前だったのですが
ちょうど天候が悪くてまわりを散策していませんでした。
歩いていると写真奥に写っている学校から体育祭の練習なのか
すごいかけ声が聞こえてきます。
あまり過疎化を感じない島でした。
2~3日だけなので深くはわかりませんが、活気ある印象でした。

学校の手前に教会があるのを見つけて「そういえば長崎県だった」と思い出しました。
長崎旅行では教会だらけでしたが、壱岐はホントに神社だらけだったので
長崎県って感じがしなかったのですよね。
距離的にも福岡県のほうが近いでしょうし。


初日に食べた焼き肉店まで行ってみるとその奥にまた神社。


賽神社です。
りっぱなイチモツが飾られています。
焼き肉食べに行った時は夜だったのでライトアップされてましたよ。
その時はライトアップの迫力に圧倒されて参拝もせずに帰りましたが
最後にここにも寄ることができました。


神社の由来看板もすごいことを言い放っていました。


そうこうしているうちに良い時間になりました。
楽しかった神社巡り旅もこれにて終了です。

帰りの海もけっこう荒れていましたが、ホントにこの船揺れにくいですよ。
感心しました。




壱岐旅行3日目(観光編)




3日目、宿をチェックアウト後に向かったのは島北端にあるイルカパーク。
4頭のイルカを飼育している施設です。


今日のお客さんは私ともう1組のファミリーだけ。
餌付けの時間は芸も披露してくれるのですが
その中で「お客様にお手伝いをお願いします」と係の方に言われてしまったのです。

ファミリーも私もお互い「どうぞ、どうぞ」と押しつけあい。
押し問答の末、私がイルカの芸をお手伝いすることに。
なので写真なし・・・
良い機会でしたが、プールに落ちるのではと不安いっぱいの体験でした。


イルカの次は博物館です。
2010年にオープンした立派な一支国博物館。(一支は壱岐の旧字)

この時点で充電を忘れていたカメラの電池が切れました。
博物館受付のお姉さんに充電を依頼したところ
快く引き受けていただけました。大感謝。


博物館からも見えるのですが、近くにある原の辻遺跡。


昔の建物が復元されているのですが、一般市民の住居跡には
まだ手が回っていないそうです。
こちらも広々とした草原で気持ち良い場所ですが
もともとが風が強く吹く地形なのか、この日も強風。
風がなければぼんやりするのに良い場所なのですが。


壱岐は海も綺麗と評判なので大浜海岸へ
風があるので涼しいのですが陽がてるとけっこう暑くもなります。
この時期温度調節難しい。


ラストに神社二社
こちらもかつては月読神社があったのではという噂がある箱崎八幡神社。
月読神社目当てで来ているので噂がある場所は
しらみつぶしに訪れておこうという算段です。



そして最後にもう一度月読神社。
無事旅行が終われそうなご挨拶と、昨日見かけたご朱印帳が
どうしても気になっての再訪でした。
先日、わざわざ椿大神社へご朱印帳を新調しに行きましたが
月読神社のご朱印帳もかわいいのです!
まさかこんなところでめぐりあえるとは・・・

滅多に来られない所だからと結局購入。
ほぼ新品の御朱印帳が2冊となり今後もどんどん神社めぐらなくてはなりません。





2016年9月20日火曜日

壱岐旅行2日目(お宿編)



2日目夜の宿は奮発して平山旅館さんへ
こちらの宿、料理が美味いと評判なのです。
せっかく食材の豊富な島に来たので、料理上手な宿に泊まらねばと思い選択。


宿も楽しまないとと思い4時過ぎにチェックイン。
少し休憩してから宿近くを軽く散策。


また猫に遭遇しました。
でも向こうは気乗りしない様子だったので写真だけ撮って退散。


宿に戻って1回目の温泉タイム♪
今日は船が欠航になったので宿もキャンセル続出だったそうです。
家族風呂もいくらでも利用してくださいとのことでした。


心身ともにリフレッシュ後、楽しみにしていた夕食のスタート。
まずは生うにから。
ただ海水で洗っただけだと言いますが、これが美味い!!


ついついお酒も進みます。初めて見ました「長崎づくり」の麒麟麦酒

 

その後も、どの料理を食べても文句なしに美味しいのですが量が多い・・・
宿泊前に宿にメールと電話をして「量を減らしてほしい」と
重ねてお願いしておいたのですが、それでも多かった。
壱岐牛まではなんとかがんばりましたが、最後まで食べきれず無念でした。

食事中、女将さんが挨拶に来てくださってお話できたのですが
ネットで読んでいた評判通り本当にパワフルで面白い方でした。

私が神社参拝の目的で壱岐に来たことを話すと
平山旅館に宿泊された他のお客様の不思議な体験話を披露してくれました。
世の中不思議なことがあるみたいですよ。






壱岐旅行2日目(古墳編)




壱岐風土記の丘へ
島の中央には古墳が密集しており、それら古墳についての案内と
江戸時代の壱岐での暮らしぶりが復元されている施設です。


模型での古墳作り再現。


江戸時代の実際の家屋が移築され
家の中には家族の日常風景も復元されています。


施設の隣には早速古墳。掛木古墳


こちら中にも入れます。(本物の古墳)
玄室まで入れるのは感激ですが、暗くて狭いので怖いです。
そして寒い・・・

この辺りに23基の古墳があり歩いて回るのがお薦めですが
3時間以上かかるため私は有名どころだけを選択。


鬼の窟古墳
石室が県内最長とのこと。
こちらも中に入れると記載されていたのですが
入り口が大きな石で半分以上覆われていたので
無理せず覗くだけにとどめました。


長崎県最大の双六古墳(そうろく)


掛木古墳と鬼の窟古墳は円墳でしたが、こちらは前方後円墳。
広々とした敷地は芝生で覆われていて気持ち良い場所でした。
この広場、歩くごとに足元のバッタがとびはねて面白いのです。

私が帰る頃にちょうど地元の人が犬の散歩に来ていました。
犬にも楽しい場所だと思います。




壱岐旅行2日目(景色編)



コンビニで食料を調達した後、せっかくなら景色のよいところで
ご飯を食べようと思い、「左京鼻」へ
絶景スポットなのですが、台風の影響ですごい風でした・・・

写真を撮りに近づくと強風と海のしぶきでえらいことに。
手すりがない場所なので高い場所が苦手な私は
だいぶん手前からの写真撮影です。



左京鼻からもう少し内陸に移動したところにある「はらぼけ地蔵」
いつ誰が置いたのかもわからず、満潮時にはこうして海につかるのです。 

次は島西側の絶景へと移動しますが、途中2つの神社へ立ちより。



今回、こちらの小島神社にも行ってみたかった。
日本のモンサンミッシェルという異名を持ち
大潮の干潮時には海中に道ができて島に上陸できるそうです。
最近人気・知名度急上昇中とのこと。

ちょうど大潮の時期には当たっていたのですが
干潮時の時間帯は天候が荒れていたので断念。
陸から写真撮影だけに終わりました。


次に訪れた天手長男神社が現在の壱岐一宮とのこと。
なかなか立派な石段があったのですが苔むして怖かったので
私は迂回路を来てしまいました。
一宮なのにこちらも無人でがっかり。



西側の絶景、猿岩
ホントに猿に見えますよね。
猿の顔を正面から見たいと思って、猿の視線の先にある草原へ移動



草原に足を踏み入れた地点ではまだ猿っぽいです。



かなり近寄るとこんな感じ。

ここも天気が良かったらすごく気持ちの良い場所でしょうが
今日はここもすごい強風。
たまに突風が吹くと1~2歩よろめくくらいでした。


天気の良い日に会いたかったものです。










壱岐旅行2日目(神社編)


2日目からはいよいよメインの神社めぐり。


最初は月読神社から。
  
  境内の裏に祀られていた自然石?

そもそも壱岐に行きたいと思ったきっかけがこの月読神社。
あまり神様のことに詳しくない人でも知っている
天照大神の兄弟にあたるツキヨミが最初に祀られたのが
ここ壱岐の月読神社です。



アマテラスの兄弟神として古事記や日本書紀に記されるからには
当時の政治に深く関わる有力豪族が祀った神様であるはず。

そんな当時の日本に大きな影響を与えた壱岐が
どんなところかと興味を持ったのが今回の旅の始まりでした。


 
  國片主神社

大陸との交易が重要な古代において
その重要航路にある壱岐は当時最先端の国。

また壱岐の月読神社が中央の京都に祀られるようになってから
神道が広がったという話もあり、非常に神道と関わりの深い島でもあります。

  住吉神社

南北17キロ、東西15キロの小さな島ですが
大小あわせると1000以上の神社が存在しているのだとか。


 
  男嶽神社

あまりに神社が多すぎて、神主さんがかけもちのため
月読神社以外は無人でした。

こちらの男嶽神社にかつては月読神社があったのではという説もあるそうです。

  現在の祭神が猿田彦とされているので境内にはいつ頃からか猿の置物が奉納されるように

今回台風の影響で島には人影がまばら。
しかもこちらの神社は山の上とあって非常に寂しい雰囲気。
あまりの坂にレンタカーが登るのも大変で
一人で行くのがためらわれる場所でした。

ところがここでめずらしく他の観光客と行きあいました。
向こうは若い男女4~5人のグループ。

正直うるさかったのですが
この寂しい神社に一人でいるのも怖かったのでありがたかったです。



神社内でおそらく昔の井戸を祀っていると思われるのですが
こういったものを壱岐の道端いたるところで見かけました。

不思議に思って、島の人(博物館の受付の人)に聞いてみたところ
今でも信仰厚い島なので家庭でも毎日神棚へのお供えは欠かさないし
年に一度は家内の神様へ神職から祝詞もあげてもらうそうです。

昔の井戸もかならず神職の人に芯を抜いてもらうか
そうしない場合はお祀りしつづけるのが普通なのだとか。

本当に信仰厚い島でした。


昨夜の焼き肉で胃がお疲れ気味なのと
今夜の旅館での御馳走に備えて昼は粗食にしようとコンビニへ。
店の前にいた猫と少したわむれ、のどかな時をすごしました。