2日目からはいよいよメインの神社めぐり。
最初は月読神社から。
境内の裏に祀られていた自然石?
そもそも壱岐に行きたいと思ったきっかけがこの月読神社。
あまり神様のことに詳しくない人でも知っている
天照大神の兄弟にあたるツキヨミが最初に祀られたのが
ここ壱岐の月読神社です。
アマテラスの兄弟神として古事記や日本書紀に記されるからには
当時の政治に深く関わる有力豪族が祀った神様であるはず。
そんな当時の日本に大きな影響を与えた壱岐が
どんなところかと興味を持ったのが今回の旅の始まりでした。
國片主神社
大陸との交易が重要な古代において
その重要航路にある壱岐は当時最先端の国。
また壱岐の月読神社が中央の京都に祀られるようになってから
神道が広がったという話もあり、非常に神道と関わりの深い島でもあります。
住吉神社
南北17キロ、東西15キロの小さな島ですが
大小あわせると1000以上の神社が存在しているのだとか。
男嶽神社
あまりに神社が多すぎて、神主さんがかけもちのため
月読神社以外は無人でした。
こちらの男嶽神社にかつては月読神社があったのではという説もあるそうです。
現在の祭神が猿田彦とされているので境内にはいつ頃からか猿の置物が奉納されるように
今回台風の影響で島には人影がまばら。
しかもこちらの神社は山の上とあって非常に寂しい雰囲気。
あまりの坂にレンタカーが登るのも大変で
一人で行くのがためらわれる場所でした。
ところがここでめずらしく他の観光客と行きあいました。
向こうは若い男女4~5人のグループ。
正直うるさかったのですが
この寂しい神社に一人でいるのも怖かったのでありがたかったです。
神社内でおそらく昔の井戸を祀っていると思われるのですが
こういったものを壱岐の道端いたるところで見かけました。
不思議に思って、島の人(博物館の受付の人)に聞いてみたところ
今でも信仰厚い島なので家庭でも毎日神棚へのお供えは欠かさないし
年に一度は家内の神様へ神職から祝詞もあげてもらうそうです。
昔の井戸もかならず神職の人に芯を抜いてもらうか
そうしない場合はお祀りしつづけるのが普通なのだとか。
本当に信仰厚い島でした。
昨夜の焼き肉で胃がお疲れ気味なのと
今夜の旅館での御馳走に備えて昼は粗食にしようとコンビニへ。
店の前にいた猫と少したわむれ、のどかな時をすごしました。